展望
ざ瘡治療の現状
林 伸和
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 皮膚科
キーワード:
Clindamycin
,
尋常性ざ瘡
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
経皮投与
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
Adapalene
,
Faropenem
,
Azelaic Acid
,
受療行動
Keyword:
Adapalene
,
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Algorithms
,
Acne Vulgaris
,
Clindamycin
,
Drug Therapy, Combination
,
Patient Acceptance of Health Care
,
Practice Guidelines as Topic
,
Azelaic Acid
,
Fropenem
pp.230-238
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013205717
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
尋常性痤瘡は,90%以上の人が思春期に経験するもっとも一般的な疾患の1つである.尋常性痤瘡を「青春のシンボル」であり生理的な現象に過ぎないとする考えもあるが,患者にとっては顔面を主体とし,瘢痕を残すことがあるため,quality of life(QOL)に大きな影響を与える疾患であり,日本皮膚科学会の尋常性痤瘡治療ガイドラインでは,尋常性痤瘡は毛包脂腺系の慢性炎症性疾患であることが明記されている.(「はじめに」より)
Copyright© 2013 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.