特集 気胸・膿胸
膿胸
当院における膿胸患者の後方視的検討
廣川 朋矢
1
,
一瀬 諒紀
1
,
梅山 知成
1
,
五嶋 翼
1
,
山本 裕輝
1
,
石丸 哲也
1
,
下島 直樹
1
,
米田 光宏
1
Tomoya Hirokawa
1
,
Akinori Ichinose
1
,
Tomoshige Umeyama
1
,
Tsubasa Goshima
1
,
Yuki Yamamoto
1
,
Tetsuya Ishimaru
1
,
Naoki Shimojima
1
,
Akihiro Yoneda
1
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部外科
pp.273-278
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001493
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はじめに
『小児呼吸器感染症ガイドライン2022』1)によると,膿胸とは,炎症により胸腔内に膿性滲出液が貯留した状態と定義される。疫学としては,18歳未満の小児膿胸の発生頻度は人口10万当たり1.3~2.0とされ,全国調査では2007~2016年に6~17例/年の症例が認められており,比較的稀であることがわかる。小児膿胸の死亡率は0.4%であり,成人と比較すると予後良好2)であるものの,致命的となることもあり,しばしば治療に難渋することがある。

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