特集 手術適応を考える
乳児神経芽腫
米田 光宏
1,2,4
,
小野 賀功
2,4
,
廣川 朋矢
1
,
一瀬 諒紀
1
,
梅山 知成
1
,
五嶋 翼
1
,
山本 裕輝
1
,
石丸 哲也
1
,
下島 直樹
1
,
松本 公一
3
Akihiro Yoneda
1,2,4
,
Kako Ono
2,4
,
Tomoya Hirokawa
1
,
Akinori Ichinose
1
,
Tomoshige Umeyama
1
,
Tsubasa Goshima
1
,
Yuki Yamamoto
1
,
Tetsuya Ishimaru
1
,
Naoki Shimojima
1
,
Kimikazu Matsumoto
3
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部外科
2国立成育医療研究センター小児がんセンター腫瘍外科
3国立成育医療研究センター小児がんセンター
4国立がん研究センター中央病院小児腫瘍外科
pp.201-205
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001471
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はじめに
乳児神経芽腫は概ね予後良好である。体格が小さいこと,臓器機能が未熟であることから,過度の侵襲を与えることがないように「手術適応を考える」必要がある。ほとんどの腫瘍は腫瘍遺残を許容できるので,臓器合併切除を要する手術は厳に慎むべきである。筆者が小児腫瘍外科医のキャリアを開始した頃は生後6か月時の神経芽腫マススクリーニングが全盛期で,乳児神経芽腫の手術をたくさん経験させていただいた。振り返ってみればそのなかには必要のない手術も含まれていた。その経験に基づき,反省も込めてこの総説をお届けしたい。

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