特集 極・超低出生体重児の治療戦略
横隔膜ヘルニア
下髙原 昭廣
1
,
富田 紘史
2
Akihiro Shimotakahara
1
,
Hirofumi Tomita
2
1東京都立小児総合医療センター呼吸器外科
2東京都立小児総合医療センター小児外科
pp.50-54
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001062
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Ⅰ.頻度
横隔膜ヘルニア(congenital diaphragmatic hernia:CDH)の発生頻度は2,000~5,000出生数に対して1例といわれているが,2024年の大規模研究では1,500 g以下の低出生体重児の約800出生に1例の割合で認められており,低出生体重児での発生率は一般的なものより高率であることが示唆される1)。
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