特集 腹部外科の臨床
研究と報告
横隔膜ヘルニアの経験
志村 秀彦
1
,
荒木 正実
1
,
岡沢 猷夫
1
1九大第1外科
pp.1194-1201
発行日 1965年9月20日
Published Date 1965/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203735
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横隔膜ヘルニアは稀な疾患であるが,放置すると高度の発育障害や栄養低下を来たしたり,続発症のため生命を失うことも少なくない.特に最近新生児期に横隔膜ヘルニアを発見し,可及的に早く外科的処置を加えることが最良の処置と考えられているので,この疾患に対する認識を深めることは極めて有意義なことと思われる,
われわれは最近8例の本疾患を経験したので,その概要を報告すると共に本疾患の診断,合併症,手術適応等について2,3考察を加えたい.
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