特集 極・超低出生体重児の治療戦略
モニター類装着による皮膚トラブルの実態
米澤 かおり
1
Kaori Yonezawa
1
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻 母性看護学・助産学分野
pp.10-12
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001053
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
新生児の治療の場面においては,さまざまな観察や治療のために,多くの場面で皮膚に機器を固定することが欠かせない。その一方で,その機器の圧迫や固定のための粘着剤が皮膚へダメージを与え,場合によっては大きな害を生じる場合もある。新生児,そのなかでも未熟性の高いことが多いNICU/GCUに入院する新生児は皮膚がきわめて薄い状態であり,皮膚トラブルがその後の成長発育に深刻な影響を及ぼすことがあり,またさまざまな皮膚トラブルを生じやすい。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.