特集 Hirschsprung病類縁疾患―診断・治療最前線―
本疾患群に対する腸管リハビリテーションチームの活動と今後の展望
奥山 宏臣
1
Hiroomi Okuyama
1
1大阪大学小児成育外科
pp.1297-1300
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001042
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はじめに
Hirschsprung病(H病)類縁疾患のなかでも腸管神経節僅少症(isolated hypoganglionosis:IH),巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症(megacystis microcolon intestinal hypoperistalsis syndrome:MMIHS),慢性特発性偽性腸閉塞(chronic idiopathic intestinal pseudo-obstruction:CIIP)の3疾患は,病変範囲が広く腸閉塞症状が継続あるいは反復するため,予後不良とされている1)。これら3疾患は,長期的な輸液・栄養管理が必要であり,腸管リハビリテーションの主たる対象疾患である。
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