特集 災害時の保健・医療・福祉—連携と調整
災害精神保健・福祉・医療活動の中の災害精神関連チームの活動と今後の展望
高橋 晶
1,2,3
1筑波大学医学医療系災害・地域精神医学
2茨城県立こころの医療センター
3筑波メディカルセンター病院精神科
キーワード:
DPAT
,
災害精神保健医療福祉体制
,
戦略的支援者支援
,
PTSD
,
MHPSS
Keyword:
DPAT
,
災害精神保健医療福祉体制
,
戦略的支援者支援
,
PTSD
,
MHPSS
pp.641-649
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210085
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ポイント
◆災害精神保健医療福祉体制の整備は、平時からの見える関係性・信頼感のある関係性をつくることから始まる。
◆災害後は被災地住民、要支援者のメンタルヘルスが悪化して復興が遅れることは明確であり、災害初期からの戦略的な災害精神対応や要支援者支援を強力に推進する必要がある。
◆医療従事者、行政職員、教育関係者は、災害精神保健医療福祉体制や平時から災害時までの地域精神を幅広く支えるキーパーソンになり得るため、人材育成教育の充実が必要である。
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