特集 門脈血行異常に対する治療up to date
門脈血行異常症の自然経過
梅津 守一郎
1
Shuichiro Umetsu
1
1済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科
pp.523-526
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000826
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はじめに
門脈血行異常症の自然経過について,厚生労働省難治性肝・胆道系疾患に関する調査研究班より「門脈血行異常症ガイドライン」が作成され,疾患としては特発性門脈圧亢進症(IPH),肝外門脈閉塞症(EHPVO),Budd-Chiari症候群(BCS)の3疾患が扱われている1)。わが国での実態に関しては,各疾患について過去3回の全国調査が実施され,近年では2015年の全国調査において現状が報告されている2)。
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