特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
技術認定制度における腹腔鏡下噴門形成術
世川 修
1,2
Osamu Segawa
1,2
1東京女子医科大学小児外科
2日本内視鏡外科学会技術審査委員会(小児外科領域)
pp.4-8
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000682
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
日本内視鏡外科学会における技術認定制度は,内視鏡外科手術の特殊性に鑑み,安全性の確保および教育システムの確立と内視鏡外科医の資格審査機構の必要性から,2000年ごろより議論が始まった。そして,2002年に起きた腹腔鏡下前立腺全摘出術の術中大量出血に起因した術後死亡事例1)も受け,成人領域では2004年度から技術審査が開始された。小児外科領域では,成人領域より遅れて2008年度から技術審査が開始され2~5),現在までに69名の技術認定取得者が誕生している。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.