特集 希少固形がんの診断と治療
画像診断
田波 穣
1
Yutaka Tanami
1
1埼玉県立小児医療センター放射線科
pp.828-831
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000536
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はじめに
小児の腫瘍性病変の診断および進展範囲の把握,治療法の評価などにおいて単純X線写真,CT,MRI,シンチグラムなどは必須のモダリティである。希少固形がんであっても画像診断法は通常の腫瘍性病変と変わることはあまりない。しかし,希少固形がんのバリエーションは豊富であり,画像所見も多岐にわたるために,特に頻度の高いその他の腫瘍性病変において典型的ではない画像所見を呈した場合と鑑別するのは難しい。さらに,希少固形がんは存在部位がさまざまであり,総論的に画像所見を述べるのは困難である。
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