特集 新生児医療―最近の話題
3.新生児外科疾患の画像診断
細川 崇洋
1
,
阿部 哲也
1
,
佐藤 裕美子
1
,
田波 穣
1
,
小熊 栄二
1
1埼玉県立小児医療センター放射線科
キーワード:
横隔膜ヘルニア
,
直腸肛門奇形
,
壊死性腸炎
,
中腸軸捻転
,
胆道閉鎖症
Keyword:
横隔膜ヘルニア
,
直腸肛門奇形
,
壊死性腸炎
,
中腸軸捻転
,
胆道閉鎖症
pp.1737-1743
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001125
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新生児外科領域は,侵襲を最低限にするために胸腔鏡や腹腔鏡を用い,また,侵襲回数を減らすために従来二期的に行われていた処置を一期的に行うなど,日々進歩している.それに伴って,画像診断も進歩が求められる.超音波機器も画像解像度もより精細になり,横隔膜ヘルニアでは欠損部位の判定,直腸肛門奇形ではより正確な病型分類を行うことができる可能性がある.そのほかにも壊死性腸炎,中腸軸捻転や胆道閉鎖症などの早期診断,かつ今後の治療方針の決定のための画像所見が求められる.そのため,これらの疾患の画像所見に精通する必要がある.
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