特集 急性虫垂炎:診断,治療,研究
周術期抗菌薬―非穿孔性虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術における周術期抗菌薬プロトコール―
小関 元太
1
,
柴田 涼平
1
,
中田 光政
1
,
照井 慶太
1
,
西村 雄宏
1
,
小松 秀吾
1
,
笈田 諭
1
,
川口 雄之亮
1
,
廣川 朋矢
1
,
菱木 知郎
1
Genta Ozeki
1
,
Ryohei Shibata
1
,
Mitsuyuki Nakata
1
,
Keita Terui
1
,
Katsuhiro Nishimura
1
,
Shugo Komatsu
1
,
Satoru Oita
1
,
Yunosuke Kawaguchi
1
,
Tomoya Hirokawa
1
,
Tomoro Hishiki
1
1千葉大学医学部附属病院小児外科
pp.738-742
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000511
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はじめに
急性虫垂炎は小児外科における最も頻度の高い腹部救急疾患の一つで1),創感染や腹腔内遺残膿瘍などの感染性合併症の頻度が高く2),入院期間の延長や費用の増大につながるため,その制御は重要な課題である3)。抗菌薬投与は薬剤耐性対策の観点からも最小限にとどめることが望ましく4),適切な投与方法の検討が必要である。
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