特集 腸内細菌を学ぶ
周術期の抗菌薬
柴田 涼平
1
,
照井 慶太
1
,
武之内 史子
1
,
小松 秀吾
1
,
笈田 諭
1
,
吉澤 比呂子
1
,
菱木 知郎
1
Ryohei Shibata
1
,
Keita Terui
1
,
Ayako Takenouchi
1
,
Shugo Komatsu
1
,
Satoru Oita
1
,
Hiroko Yoshizawa
1
,
Tomoro Hishiki
1
1千葉大学大学院医学研究院小児外科学
pp.228-232
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000371
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はじめに
周術期の抗菌薬投与の目的は,手術部位感染症(surgical site infection:SSI)の予防と,手術を要する腹腔内感染症(虫垂炎,消化管穿孔など)の治療に分けられる。どちらの場合も,適切な周術期抗菌薬投与が薬剤耐性菌の出現を抑制し,腸内細菌叢に与える影響を最小限にすることで患児に利益をもたらしうる。
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