特集 胎児治療の進歩と今後の展望
新生児三次元心エコー検査による先天性横隔膜ヘルニアの重症度評価
豊島 勝昭
1
Katsuaki Toyoshima
1
1神奈川県立こども医療センター新生児科
pp.24-29
発行日 2023年1月25日
Published Date 2023/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000325
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はじめに
先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は,胎児期に横隔膜の欠損孔から腹部臓器が胸腔内へ脱出し患側肺が低形成になるとともに,縦隔偏位によって健側肺の低形成をきたしうる。重症例では生後に最大限の新生児医療を施行しても死亡率が高く,胎児治療による救命率の向上が期待されている1,2)。
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