特集 巨大臍帯ヘルニア治療update
巨大ヘルニアに対する皮膚欠損部の上皮化(さまざまな方法の組み合わせ)
脱出臓器還納困難に加えてさまざまな合併症を認めたが人工真皮を用いることで腹壁閉鎖に成功した1例
堀池 正樹
1
,
北田 智弘
2
,
三藤 賢志
3
,
橋本 拓朗
4
,
大西 聡
5
Masaki Horiike
1
,
Tomohiro Kitada
2
,
Kenji Santo
3
,
Takuro Hashimoto
4
,
Satoshi Ohnishi
5
1兵庫県立こども病院小児外科
2泉大津市民病院小児外科
3大阪市立総合医療センター小児外科
4東住吉森本病院外科
5大阪公立大学小児科
pp.1159-1162
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000304
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はじめに
巨大臍帯ヘルニアは肝臓を含む複数の腹部臓器の脱出を認めるとともに,腹腔内容積が小さいため,それらを一期的に還納することが困難であることが多い。さまざまな段階的閉鎖術が報告されているが,最適な治療法はいまだ確立されていない。また脱出臓器が腹壁と癒着して還納困難な症例に遭遇することもある。
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