特集 希少固形がんの診断と治療
胸膜肺芽腫
三藤 賢志
1
,
池田 修斗
1
,
佐々木 航
1
,
橋本 拓朗
1
,
銭谷 成剛
1
,
高間 勇一
1
,
藤崎 弘之
2
,
井上 健
3
,
佐々木 隆士
1
Kenji Santo
1
,
Shuto Ikeda
1
,
Wataru Sasaki
1
,
Takuro Hashimoto
1
,
Shigetake Zenitani
1
,
Yuichi Takama
1
,
Hiroyuki Fuzisaki
2
,
Ken Inoue
3
,
Takashi Sasaki
1
1大阪市立総合医療センター小児外科
2大阪市立総合医療センター小児血液腫瘍科
3大阪市立総合医療センター病理診断科
pp.871-874
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000546
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はじめに
胸膜肺芽腫(pleuropulmonary blastoma:PPB)は,肺あるいは胸膜に発生する非常にまれな小児悪性腫瘍であり,その頻度は出生10万人あたり0.35~0.65人と報告されている1,2)。腫瘍発生の背景として,その多くがDICER1遺伝子の生殖細胞系列変異が関連するとされている3)。
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