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特集② 創管理の最前線—知っておきたい形成外科の知識
人工真皮を用いた皮膚欠損創の治療
Treatment of skin defects using artificial dermis
副島 一孝
1
Kazutaka Soejima
1
1日本大学医学部形成外科学系形成外科学分野
pp.1033-1039
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200055
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POINT
●人工真皮とはコラーゲンスポンジとシリコン膜から構成される真皮再建用テンプレートである。
●皮膚欠損創に移植されると移植床から線維芽細胞や毛細血管が侵入して真皮様組織が構築される。
●真皮様組織上に分層皮膚移植を行って皮膚再建を完成する。
●薄い分層皮膚で厚い皮膚と同等の質感を得ることが可能であり,皮膚採取部の犠牲の軽減に寄与する。
●人工真皮と2次植皮の2回の手術を要することが問題点であり,その解決のためにさまざまな研究報告がみられている。
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