特集 小児外科を取り巻く最新テクノロジー
低出生体重児腸管吻合トレーニングモデル
髙澤 慎也
1,2
Shinya Takazawa
1,2
1東京大学小児外科
2群馬県立小児医療センター小児外科
pp.999-1001
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000252
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はじめに
新生児外科手術を多く経験することは,今の若手小児外科医にとって大変難しい問題の一つとなっている。理由は,出生数の低下,小児外科医の偏在化,研修制度の変化による小児外科専従期間の減少など,枚挙に暇がない。手術経験が減少することは,単に経験数の減少だけでなく,一つひとつの手術の間隔が空くことにより学習効率も低下してしまう懸念がある。技術習得という面からは,短期間に反復して経験するほうが有利である。このような背景から,実臨床以外でのoff the job trainingの必要性が高まってきている。
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