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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
手術手技
(1)基本手技
9.吻 合―尿管と腸管の吻合
Ureterointestinal anastomosis in urinary tract diversion
長岡 明
1
,
冨田 善彦
1
1山形大学医学部代謝再生統御学講座腎泌尿器外科学分野
キーワード:
膀胱全摘除術
,
尿路変向
,
尿管-腸管吻合
Keyword:
膀胱全摘除術
,
尿路変向
,
尿管-腸管吻合
pp.77-85
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101696
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要旨:尿路変向には,尿失禁型,尿禁制型,代用膀胱など,さまざまな方法があり,用いられる消化管も,胃,小腸,結腸と数が多い。尿路変向で一般的に用いられる吻合法は,尿管-小腸吻合と尿管-結腸吻合である。尿管-小腸端側吻合の代表がBricker法,LeDuc-Camey法であり,端々吻合の代表がWallace法である。尿管-結腸吻合法は端側吻合が主に用いられ,端側吻合にはrefluxing anastomosisとnonrefluxing anastomosisがある。前者の代表がNesbit法であり,後者の代表がLeadbetter-Clarke法,Goodwin法である。尿管-腸管吻合法において最も重要なポイントは,尿管の血流を維持することにより,尿管ならびに尿管-腸管吻合部狭窄を予防することである。
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