特集 「低侵襲治療」小児への適応と可能性
梨状窩瘻 内視鏡下焼灼術
尾山 貴徳
1
,
宮原 孝治
2
,
山岡 桃子
1
,
宮田 将徳
1
,
向井 亘
1
,
今治 玲助
1
Takanori Oyama
1
,
Koji Miyahara
2
,
Momoko Yamaoka
1
,
Munenori Miyata
1
,
Wataru Mukai
1
,
Reisuke Imaji
1
1広島市立広島市民病院小児外科
2広島市立広島市民病院内科
pp.759-762
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000203
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はじめに
梨状窩瘻は保存的加療では再発を繰り返すため,前頸部の外切開による瘻管摘出術が広く行われている。しかし狭小な瘻管や炎症性の癒着のため,術後の再発率は高いもので15%に達すると報告されている1)。また,反回神経麻痺などの偶発症発生率は5%であるが,年齢別にみると9歳以上が2%であるのに対して8歳以下は10%にも達し,有意に高い1)。
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