特集 高位・中間位鎖肛手術術式の成績と問題点アップデート
産婦人科における総排泄腔遺残症の管理
磯邉 明子
1
,
城戸 咲
1
,
加藤 聖子
1
Akiko Isobe
1
,
Saki Kido
1
,
Kiyoko Kato
1
1九州大学病院産科婦人科
pp.725-728
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000187
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はじめに
総排泄腔遺残症は女性特有の疾患で,頻度は数万~数十万に1人とされる。先天性難治性希少尿生殖器疾患群に含まれ1),治療は学童期までを目処に手術療法が行われる。小児期には内性器の機能評価は困難であるが,思春期に入ると,産婦人科領域として月経異常や月経血流出路障害,交際や結婚を機に性交障害,不妊などの問題が表面化し,この時期の産婦人科の介入はQOL向上に重要と考える。
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