特集 withコロナの小児医療の変化
小児外科診療の変化
神山 雅史
1
,
奥山 宏臣
1
,
田附 裕子
1
,
上野 豪久
1
,
渡邊 美穂
1
,
野村 元成
1
,
正畠 和典
1
,
出口 幸一
1
Masafumi Kamiyama
1
,
Hiroomi Okuyama
1
,
Yuko Tazuke
1
,
Takehisa Ueno
1
,
Miho Watanabe
1
,
Motonari Nomura
1
,
Kazunori Masahata
1
,
Koichi Deguchi
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座小児成育外科学
pp.567-571
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000147
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はじめに
2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染の拡大により,成人外科領域1,2)だけではなく小児外科も大きな影響を受け続けている。感染拡大から約2年経過した2022年3月現在も,第6波と呼ばれる感染拡大の波に翻弄されている状況であり,特に大阪はその傾向が強い3)(図1)。この状況のなか,今後も新型コロナウイルス感染の波に揉まれながらも安定した小児外科診療を継続していく努力と知恵の集積が必要である。そのためには,新型コロナウイルス感染拡大下の診療実態を解析し,小児外科診療における感染拡大による変化や対策,現状での使命について検討することには意義があると考える。
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