特集 短腸症候群の診療における問題点
第118回東京小児外科研究会より
短腸症候群とシンバイオティクス
金森 豊
1
Yutaka Kanamori
1
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部外科
pp.302-305
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000079
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はじめに
われわれは,1997年に短腸症候群に悩む腹壁破裂の患児に最初のシンバイオティクス投与を行い,その治療による劇的な腸内細菌叢の変化と臨床症状の改善を経験した1)。その後,多くの短腸症や腸管機能障害の患児に対してシンバイオティクス療法を行って腸内細菌叢コントロールの効果を報告してきた2,3)。
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