今月の臨床 早産予防・治療の現在地―最新の標準を探る
早産予防の戦略
プレコンセプショナルケア―プロバイオティクス,プレバイオティクス,シンバイオティクスを中心に
大槻 克文
1
1昭和大学江東豊洲病院周産期センター
pp.770-777
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211033
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●本邦における早産再発率は22〜30%と報告されており,決して低くはない.
●早産予防のためには妊娠前からのリスク評価と対応が肝要である.
●慢性子宮内膜炎など,妊娠前の子宮内および腟内環境を整えておく重要性が報告されている.
●細菌性腟症に対する抗菌薬使用以外の効果的な治療法として,プレバイオティクスやプロバイオティクスの使用が注目されている.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.