特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
各論 重症心身障害児の対応
重症心身障害児における在宅での栄養管理の実際
水谷 亮
1
Akira Mizutani
1
1さいわいこどもクリニック在宅診療部
pp.855-858
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003037
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はじめに
医療の進歩により,経管栄養や人工呼吸器管理などの医療的ケアを必要とする児が在宅で生活する機会が増えている。重症心身障害児(重症児)は,重度の肢体不自由と知的障害が重複した状態にあり,医療的ケアを必要とする児も多い。重症児では,嚥下機能障害のために経管栄養が主な栄養摂取の手段となることが少なくない。また,成長や病状の変化に伴い,嚥下機能の低下,胃食道逆流の増悪,誤嚥性肺炎の反復,側彎の進行による消化管通過障害,慢性便秘などが生じることもあり,児の病態やライフステージに応じた栄養管理が求められる。

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