特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
各論 重症心身障害児の対応
【コラム】アミノ酸の“かたち”から考える小児の栄養と発達
松田 明奈
1
,
笹部 潤平
2
Akina Matsuda
1
,
Jumpei Sasabe
2
1順天堂大学医学部附属浦安病院小児科
2慶應義塾大学医学部生体キラリティ学/WPI-Bio2Q
pp.859-860
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003038
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アミノ酸はタンパク質の材料のみならず,エネルギー代謝や窒素循環,神経伝達物質やホルモンの前駆体,免疫制御などに不可欠な役割を担う。小児科医にとっても,栄養指導や血液検査で日常的に目にするだけでなく,発達や神経機能,免疫,生命予後にも深くかかわる分子である。新生児マススクリーニング異常例や活気・哺乳不良,原因不明のけいれん,発達遅延の背景に先天性アミノ酸代謝異常が潜むことも少なくない。このように身近な存在である一方,体内に光学異性体が存在することはあまり知られていない。
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