特集 小児科医が知っておきたいリウマチ・膠原病の知識と実践
小児でよくみる膠原病,その他
シェーグレン病
井上 祐三朗
1
INOUE Yuzaburo
1
1千葉大学大学院医学研究院総合医科学
pp.1297-1300
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002718
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シェーグレン病とは
シェーグレン病(Sjögren’s disease:SjD)は,唾液腺や涙腺などの外分泌線の炎症による障害を主体とし,さらには多彩な腺外臓器障害を認めることがある,全身性の炎症性自己免疫疾患である1)。従来は中高年女性に好発する成人期特有の疾患とされてきたが,近年では小児期にも発症しうることが明らかとなり,小児リウマチ性疾患の一つとしても認識されつつある。

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