特集 小児科医が知っておきたいリウマチ・膠原病の知識と実践
座談会:全身型若年性特発性関節炎診断のタイミングと専門医紹介の適期―若手小児科医へのメッセージ
森 雅亮
1,2
MORI Masaaki
1,2
1聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
2東京科学大学生涯免疫医療実装講座
pp.1229-1232
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002702
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山崎(司会) 今回は,小児科から紹介された,10日間続く発熱と移動性の多関節痛の12歳の女児の症例を検討します。
大串 症例は12歳,女児。主訴は発熱と多関節痛です。
現病歴は,X−2週から咽頭痛があり,X−1週から股関節・膝関節痛を認めました。X−4日から発熱が持続したため近医を受診し,血液検査で白血球(WBC)22400/μL,CRP 22.6 mg/dLと炎症反応が高値であったため,当院小児科に入院となりました。

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