特集 症例から学ぶ! 小児臨床超音波
一歩先を行くための超音波活用術
〔コラム〕COVID-19パンデミック時の超音波検査:当院の外来・入院患児の超音波検査はどのような工夫で行われたか?
弘野 浩司
1
HIRONO Koji
1
1茨城県立こども病院小児超音波診断・研修センター
キーワード:
COVID-19
,
感染対策
Keyword:
COVID-19
,
感染対策
pp.438-441
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002689
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はじめに
超音波検査は鎮静不要,放射線被ばくの影響,侵襲性,簡便さ,リアルタイムの評価が可能である点などが優れている。CTやMRIが小児にとって閾値の高い検査であることからも画像検査のモダリティーとして,超音波検査は成人以上に重要な立ち位置を占める。小児は一般的に成人に比して腹壁が薄いことが多いことから,高周波プローブで詳細な評価が行える点も大きな利点である。

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