連載 今,臨床工学技士が知っておきたい COVID-19 up to date
第4回 血液透析を行っているCOVID-19患者におけるバスキュラーアクセストラブル対応
長沼 俊秀
1
,
武本 佳昭
1
,
黒木 慶和
1
,
内田 潤次
1
1大阪市立大学大学院 医学研究科 泌尿器病態学
キーワード:
COVID-19
,
血液透析
,
バスキュラーアクセス
,
手術
,
感染対策
Keyword:
COVID-19
,
血液透析
,
バスキュラーアクセス
,
手術
,
感染対策
pp.699-703
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001034
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
血液透析を行っているCOVID-19患者におけるバスキュラーアクセス(VA)トラブル対応は,さまざまな面からハードルが高い.感染中の患者においては,可能な限り感染リスクがなくなってから手術するべきである.手術が不可避な場合には,陰圧管理可能な手術室を使用し,執刀医やスタッフは個人防護具を装着して手術を行うべきである.また,通常のVA手術においても,標準予防策を徹底したうえで手術に臨む必要があると考えられる.
Copyright © 2021, Gakken All rights reserved.