特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
COVID-19に対応した訪問診療と施設における感染管理のエッセンス
小林 正宜
1,2
1葛西医院
2KISA2隊
キーワード:
COVID-19
,
新型コロナウイルス感染症
,
感染対策
,
訪問診療
,
施設クラスター
,
多職種連携
Keyword:
COVID-19
,
新型コロナウイルス感染症
,
感染対策
,
訪問診療
,
施設クラスター
,
多職種連携
pp.460-464
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030460
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Point
◎患者と医療者が相互にマスクを装着する.訪問診療では患者や家族に対する丁寧な説明が重要である.患者の状態に応じてマスクをしないことも考慮する.
◎診療バッグにサージカルマスク,N95マスク,ゴーグル,アルコール消毒,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗原検査キットなどを携行して緊急時に対応できるよう準備する.
◎高齢者施設での感染対策を発生期,拡大期,持続期,収束期,平時に分けて対応し,クラスター発生後には振り返りを行い事業継続計画(BCP)の見直しや感染対策人材の育成を行い,次回の発生に備える.
◎医療用SNSを活用して医療・介護などの職種間の情報共有や助言を円滑に行い,安全かつ効率的なケアを行う.高齢者施設においても医療機関との連携がスムーズに実施できる.

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