特集 胆道・膵疾患を診る―早期診断・早期治療のために
トピックス
COVID-19と胆膵疾患診療
杉山 晴俊
1
,
大山 広
1
,
猪狩 英俊
2
,
加藤 直也
1
1千葉大学医学部附属病院 消化器内科
2千葉大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科
キーワード:
COVID-19
,
感染対策
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)
Keyword:
COVID-19
,
感染対策
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)
pp.125-129
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_125
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Summary
▪新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による消化器内視鏡診療において,感染拡大を防ぐため,また個人防護具の不足から,当初は内視鏡検査数の制限が行われた.
▪健診受診者の減少や受診控えに伴うがんの発見の遅れや予後への影響が危惧されており,胆膵領域においても流行前と同様に診断・治療を行うための感染防御が重要である.
▪COVID-19と膵炎の関連性についても報告があり,留意しておく必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2022