特集 症例から学ぶ! 小児臨床超音波
概論
臨床医が外来診療で自ら超音波検査を行う意義
児玉 和彦
1
KODAMA Kazuhiko
1
1医療法人明雅会こだま小児科
キーワード:
臨床教育
,
圧診
,
触診
,
コミュニケーション
Keyword:
臨床教育
,
圧診
,
触診
,
コミュニケーション
pp.2-5
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002587
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はじめに
私は一般の開業医であるが,外来診療で自ら超音波検査を行う機会が毎日あり,年間にすると数千件行っている。ご存じの方もいらっしゃるかもしれないが,私は,小児の病歴と身体診察を学ぶワークショップ(HAPPY)を創設・主宰しており,「電気がないときにでも医療ができる医者になりなさい」と受講生に教えている。その教えを掲げていると,一見すると超音波検査は正反対のハイテクノロジーのように思われるかもしれないが,実は身体診察との相性も抜群に良い。日々の臨床から得る気づきを共有することで,読者のあなたも「自分もプローブを握りたい」と思っていただけるようになることを私は確信している。

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