特集 小児の事故と予防
事故の現状と予防対策
やけど
安田 真人
1
YASUDA Masato
1
1あいち小児保健医療総合センター救急科
pp.756-760
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001665
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はじめに
熱傷は強い痛みを伴う皮膚の損傷で,重症の場合は死亡する可能性もある。Ⅱ度以上の熱傷では傷跡が目立つ可能性があり,家族への精神的な影響が大きい。熱傷を防ぐためには予防しかなく,過去数十年にわたって予防が進んできた。そのおかげで,先進国の小児の熱傷では火炎熱傷は減っている。しかし,熱傷を負う小児はまだまだ多く,その多くは家庭内で発生している。
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