Japanese
English
特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
J.膠原病
自己炎症症候群
Autoinflammatory syndromes
西小森 隆太
1
,
井手 水紀
1
,
井澤 和司
2
Ryuta Nishikomori
1
,
Mizuki Ide
1
,
Kazushi Izawa
2
1久留米大学小児科
2京都大学大学院医学研究科発達小児科学
キーワード:
自己炎症性疾患
,
インフラマソーム
,
Ⅰ型インターフェロン
,
生物学的製剤
,
分子標的薬
Keyword:
自己炎症性疾患
,
インフラマソーム
,
Ⅰ型インターフェロン
,
生物学的製剤
,
分子標的薬
pp.838-843
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001348
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1 疾患概念
自己炎症症候群は炎症を主病態とする疾患群で,主として遺伝性疾患からなる。1999年NIHのKastner博士が「autoinflammation(自己炎症)」という概念を,「autoimmunity(自己免疫)」と対応する形で提唱したところから端を発する1)。これまでわが国の報告,疫学調査より,その大部分が稀少疾患であることが知られている。
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