Japanese
English
特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
D.消化器疾患
クローン病
Crohn’s disease
清水 泰岳
1
Hirotaka Shimizu
1
1国立成育医療研究センター消化器科・小児IBDセンター
キーワード:
生物学的製剤
,
予後不良予測因子
,
完全経腸栄養療法
,
便中カルプロテクチン検査
Keyword:
生物学的製剤
,
予後不良予測因子
,
完全経腸栄養療法
,
便中カルプロテクチン検査
pp.486-492
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001276
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1 疾患概念
クローン病は原因不明の肉芽腫性炎症性疾患で,消化管のあらゆる部位に炎症を生じさせ,浮腫や潰瘍,狭窄や瘻孔などの病変をきたし得る。好発年齢は10代後半~20代であるが,乳幼児期を含む小児期に発症する症例も少なくなく,近年,成人期発症例の増加とともに,小児期発症例も世界的に増加傾向となっている。
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