特集 小児科医ができるアドボカシー活動~こどものこえを社会のこえにするために小児科医ができること~
国レベルのアドボカシー―こどもの課題を国家レベルで取り組む
傷害予防とアドボカシー
山中 龍宏
1,2
YAMANAKA Tatsuhiro
1,2
1緑園こどもクリニック
2NPO法人Safe Kids Japan
pp.1622-1626
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001152
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はじめに
英和辞典をひくと,advocacyは「弁護,支持,唱道,主張」,advocateは「代言者,擁護者,主張者,唱道者」となっている。わが国に「アドボカシー」に対応する適切な日本語がないため理解しにくいが,「自ら声を上げることができない人に代わって,社会をよくするために,あるいは正義を実現するために,その人の利益を代弁すること」とされている。
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