特集 小児科医ができるアドボカシー活動~こどものこえを社会のこえにするために小児科医ができること~
国レベルのアドボカシー―こどもの課題を国家レベルで取り組む
こどものこえを政策につなげる―政策過程への介入戦略
千先 園子
1
SENSAKI Sonoko
1
1国立成育医療研究センターこどもシンクタンク企画調整室
pp.1615-1621
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001150
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はじめに
こどもの疾病構造の変化・取り巻く環境の複雑化が進み,こどものWellbeing向上のために,BiologicalなCureだけでなく,BioPsychoSocialなCareの重要性の認知が高まっている。そんななか,国レベルの動きとして,2018年成育基本法,2022年こども基本法が成立,そして,2023年こども家庭庁が創設され,「こどもの権利」の精神にのっとり,こどものこえをきくこと―こどもの意見聴取と政策への反映―が重点的に取り組まれ始めている1~3)。
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