症例
脊髄圧迫症で発症したEwing肉腫の1例
桝田 千晶
1
,
牟禮 岳男
1
,
井上 翔太
1
,
榎本 真由子
1
,
藤坂 方葉
1
,
木原 沙紀
1
,
水野 洋介
1
,
横田 知之
1
,
西野 昌光
1
,
吉井 勝彦
1
MASUDA Chiaki
1
,
MURE Takeo
1
,
INOUE Shota
1
,
ENOMOTO Mayuko
1
,
FUJISAKA Masayo
1
,
KIHARA Saki
1
,
MIZUNO Yosuke
1
,
YOKOTA Tomoyuki
1
,
NISHINO Masamitsu
1
,
YOSHII Katsuhiko
1
1愛仁会千船病院小児科
pp.1533-1536
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001117
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はじめに
小児の悪性腫瘍による脊髄圧迫症は,神経学的予後が不良である。脊髄圧迫に伴う麻痺や膀胱直腸障害などの神経障害はoncologic emergencyであり,迅速に圧迫解除のための対応を取らなければ不可逆となる。脊髄圧迫症は小児悪性腫瘍患者の2.7~5%にみられ1),成人と異なり多くは初回の診断時に起こるといわれている。
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