症例
喘息類似の経過後に閉塞性細気管支炎と診断した1例
成瀨 隼人
1
,
鈴木 亮平
1
,
相良 長俊
1
,
青田 明子
1
,
勝沼 俊雄
1
,
赤司 賢一
1
NARUSE Hayato
1
,
SUZUKI Ryohei
1
,
SAGARA Nagatoshi
1
,
AOTA Akiko
1
,
KATSUNUMA Toshio
1
,
AKASHI Kenichi
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科
pp.885-889
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000928
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はじめに
閉塞性細気管支炎（bronchiolitis obliterans：BO）は，下気道の傷害後に起こる，線維組織による気管支や細気管支の部分的または完全な閉塞を特徴とする疾患である1,2）。BOはまれな疾患ながら，小児では重症呼吸器感染症後に発症することが多いと報告されている1,3）。
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