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特集 難治性びまん性肺疾患克服への取り組み
Bronchiolitis Obliterans(閉塞性細気管支炎)
Bronchiolitis Obliterans
阪本 考司
1
,
長谷川 好規
1
Koji Sakamoto
1
,
Yoshinori Hasegawa
1
1名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器内科学
1Department of Respiratory Medicine, Nagoya University Graduate School of Medicine
pp.379-384
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101932
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はじめに
閉塞性細気管支炎(bronchiolitis obliterans;BO)は,呼吸細気管支~終末細気管支を主体に,気腔外層より狭窄性の線維化を来すsmall airway diseaseで,線維化による病変の不可逆性が問題である.その原因は,特発性のもののほか,薬剤や膠原病,移植後の合併症など多岐にわたるが,その原因によらず多くは治療には抵抗性で,進行性の閉塞性障害による呼吸困難が主な症状であり,予後は不良である.
本稿では,疾患概念から原因,診断をreviewするとともに,今後の治療の展開について述べる.
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