特集 新しい時代の小児感染症
各論:原因微生物別
細菌
肺炎マイコプラズマ,肺炎クラミジア
大石 智洋
1
OISHI Tomohiro
1
1川崎医科大学臨床感染症学教室
pp.606-609
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000857
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はじめに
肺炎マイコプラズマ[Mycoplasma pneumoniae(M. pneumoniae)]および肺炎クラミジア[Chlamydia pneumoniae(C. pneumoniae)]はいずれも小児肺炎の重要な起因菌であるが,同じく小児肺炎の主要な起因菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌などの一般細菌とは異なった特徴をもち,その治療薬も異なるため,この両菌の性質や同定方法などを知ることはとても重要である。
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