特集 どうする? 小児の便秘・下痢
下痢の原因となる器質的疾患の診断と治療
感染性腸炎
西亦 繁雄
1
NISHIMATA Shigeo
1
1東京医科大学小児科・思春期科
pp.411-414
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000809
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はじめに
感染性胃腸炎は嘔吐,下痢,発熱,腹痛,血便などの症状を呈する。ほかにけいれんや循環不全などもきたすことがある病態であり,時に重篤になりえるため,診療には注意を要する。病原体はウイルスと細菌が大半で,とくにウイルスが多い。とくに小児は容易に脱水に陥りやすいため病態の評価には注意が必要である。
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