特集 どうする? 小児の便秘・下痢
便秘の原因となる器質的疾患の診断と長期的な治療戦略
Hirschsprung病類縁疾患
小幡 聡
1
,
近藤 琢也
1
,
馬庭 淳之介
1
,
福田 篤久
1
,
川久保 尚徳
1
,
栁 佑典
1
,
永田 公二
1
,
宮田 潤子
1
,
松浦 俊治
1
,
田尻 達郎
1
OBATA Satoshi
1
,
KONDO Takuya
1
,
MANIWA Junnosuke
1
,
FUKUTA Atsuhisa
1
,
KAWAKUBO Naonori
1
,
YANAGI Yusuke
1
,
NAGATA Kouji
1
,
MIYATA Junko
1
,
MATSUURA Toshiharu
1
,
TAJIRI Tatsuro
1
1九州大学大学院医学研究院小児外科学分野
pp.391-394
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000805
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
Hirschsprung病類縁疾患(H類縁)は,消化管運動異常による嘔吐,腹部膨満,排便障害などの機能性消化管閉塞をきたす疾患であるものの,いわゆる希少疾患であるため日常診療ではなかなか遭遇する機会は少ないといえるが,小児,とくに新生児・乳児期の便秘の原因の一つとして常に念頭においておくべき疾患である。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.