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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅶ.血液・腫瘍性疾患
15.慢性骨髄性白血病
chronic myeloid leukemia
遠野 千佳子
1
TONO Chikako
1
1岩手県立中部病院小児科
pp.903-909
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000673
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1 基本病因,発症機序
慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)は,骨髄増殖性疾患に分類される,小児ではまれな疾患である。わが国での年間発症数は推定20例弱で,小児白血病全体の2~3%,年間1,000人程度とされる新規発症CMLの1~2%を占めるに過ぎない。男女比は約1.5:1と男性に多い傾向にある1)。
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