疾患と検査値の推移
慢性骨髄性白血病
松村 到
1
1近畿大学医学部血液・膠原病内科
pp.48-56
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206317
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Point
●慢性期の慢性骨髄性白血病(CML-CP)を無治療で放置する,あるいは治療効果が不十分であると,移行期(AP),急性転化期(BP)へと病期が進行し,極めて予後不良となる.
●CML-CPにおいて病期進行を回避するためには,より早期にCML細胞を減少させることが必要である.
●治療効果は,血液学的検査,細胞遺伝学的(染色体)検査,分子遺伝学的(BCR-ABL mRNAの定量)検査によって評価される.
●CML-CPをチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)で治療開始した際には,治療開始後各時期での治療目標が設定されている.
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