Japanese
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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅵ.発達障害,心身症,精神疾患
14.解離症,身体症状症
Dissociative disorder and somatic symptom disorder
竹中 義人
1
TAKENAKA Yoshito
1
1医療法人たけなかキッズクリニック
pp.758-762
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000647
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解離症
解離症状を特徴とする解離症,転換症状を特徴とする転換症については従来からその病因や治療について議論されてきた。DSMの中では伝統的に健忘や遁走,意識変容や人格交代など精神症状を主とする解離型と,失立,失歩,けいれん,温痛覚の喪失などの感覚運動障害を主とする転換型に区別されてきたが,2013年に改訂されたDSM-5では,前者は解離症群,後者は身体症状症および関連症群の中の変換症として位置づけている1)。
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