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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅲ.神経疾患
40.多発性神経炎,多発性ニューロパチー
Polyneuritis and Polyneuropathy
藤井 克則
1
FUJII Katsunori
1
1国際医療福祉大学成田病院小児科
pp.436-441
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000590
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はじめに
末梢神経は人体の運動・感覚・自律機能を伝達する線維束であり,有髄神経のAα線維,Aδ線維,B線維と無髄神経のC線維からなる1)。有髄神経は中心の軸索(axon)とそれを取り巻く髄鞘(myelin sheath)で形成される。また末梢神経の構成成分の抗原提示により固有部位に対する免疫応答が成立し,さまざまな自己免疫性末梢神経症状を発症する。
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