特集 小児科医が知っておくべき性の知識
各論
性分化疾患 性分化疾患の泌尿器科的治療
長谷川 雄一
1
HASEGAWA Yuichi
1
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部泌尿器科
pp.1705-1710
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000422
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はじめに
性分化疾患(disorders of sex development:DSD)は内科的および外科的な集学的治療とサポート体制を要する。性分化は,下部尿路・性路・外陰部と密接にかかわるため,下部尿路を扱う泌尿器科の役割は少なくない。複雑で治療対象となる症例は多くはなく,治療プロセスで生じる問題が個々の症例で異なる。そのため,DSDの症例数の多い専門施設での治療が望ましいとされている。
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